
現代の日本では計画的な貯蓄ができている人はむしろ少なく、多くの方がさまざまなローン商品を利用しているのではないでしょうか?住宅ローンを筆頭に、教育ローンやマイカーローンなど、各種のローン商品が各金融機関でも並べられています。「カードローン」もそのようなローン商品の1種ですが、他のローン商品とは異なり、キャッシュカードのようなカードが発行されるなど、使い勝手には大きな差があります。そこで、「カードローン」商品について、少し勉強してみたいと思います。まず、一般的なローン商品は、借入金の使途が明確に決められています。「○○以外には使いません」と約束したうえで契約書を締結し、実際の融資が実行され、後はひたすら返済を続けていくこととなります。一方、カードローンの特徴は、使途が制限されないことであり、融資についても契約時に決められた極度額の範囲であれば、何度でも繰り返し借入が可能となっています。そのため、反復した借入の利便性を高めるため、ATMで利用できるカードが発行されるわけです。繰り返しの借入ができることから、計画的な利用に注意が必要ではありますが、最近では高額な極度額設定が可能な商品も出ており、ますます便利な商品となっています。