- Home
- 【コラム】カードローンのお話し
- 銀行の参入で大きく変化したカードローン市場

カードローン市場は、1990年代に一度、大きな発展期を迎えました。
その牽引役となったのが、消費者金融です。
消費者金融では、無人契約機を設置しました。
それによって、誰でもカードローンを利用しやすい環境作りを進めてきました。
当時は、テレビのゴールデンタイムでも、消費者金融のテレビコマーシャルがバンバン放送されていました。
しかし、一度消費者金融は、低迷期を迎えます。
強引な取立てや無理な貸付によって、多重債務に陥る人が増えて、社会問題化してきたのです。
さらに、貸金業法の改正によって、多くの貸付を行うことができなくなりました。
そこに登場してきたのが、銀行です。
銀行では新たな金融商品として、カードローンに注目していました。
消費者金融を子会社化することで、そのノウハウを手に入れようとしたのです。
一方の消費者金融側としても、銀行のバックアップがあれば、経営体力も増強されますので、無理な貸付を行う必要もなくなります。
銀行の参入によって、カードローン市場は、大きく変化したのです。